紅葉山日記

梅雨の時期を迎え、ここ数日も、何となくはっきりしない空模様が続いています。
今年は、現時点では台風の発生率も高いようなので
雨が降り出せば雨量もまとまるかもしれませんし、
台風などが抜けた後のフェーン現象で、一気に気温が高くなる日も出てくると見込まれます。
そうなると、そろそろ冷たい飲み物も欲しくなってきますね。

立礼席では、来週から夏期限定の呈茶が始まります。
冷たい煎茶などを飲んでひと息つきながら、紅葉山庭園を散策していただければと思います。



＜6月20日からのおしながき＞





【玉川煎茶】　　　　　　・夏大福付…510円
静岡市安倍川上流域の玉川地区は、本山茶（ほんやまちゃ）の代表的な産地です。
香りの強さが特長で、淹れた時の水色は黄金色です。





【日本平冷煎茶】　　　・夏大福付…510円
富士山と駿河湾を望む静岡市日本平には茶畑が広がります。お茶の品種「やぶきた」発祥の地で、
上品な香りと淡麗な味が特長です。冷茶に向くよう、やや深めに蒸してつくりました。





【本山抹茶】　　　　　　・主菓子付…510円
静岡市安倍川の内牧と西ヶ谷、藁科川の産女の茶園で被いを掛けて栽培したお茶を製造し、最後に臼で挽きます。この地域の抹茶は今川、徳川の時代から造られてきました。





【朝比奈玉露】　　　　　・干菓子付…510円
静岡市西隣、岡部の朝比奈川流域は、宇治、八女と並び、玉露の三大銘茶産地といわれます。
摘み取る半月以上前から茶園に被いを掛けることにより、特有な風味が醸しだされます。